タイ仏教の瞑想とは?

 大まかに言えば、心を「いま、ここ」の一点にゆったりと集中させ、自己の心身と私たちを取り巻く現象のあるがままを見る観察力を養っていく訓練の事を瞑想(禅定)と呼んでいます。

 瞑想には様々なスタイルがありますが、呼吸に集中するものや、腹部の一点に心を集中していくものが主流です。

タイ瞑想の利益とは?

ストレスやネガティブな思考に強くなる

私達の脳は1日に平均18万項目もの事柄を目まぐるしく考え、その多くは過去の出来事への後悔や怒り、まだ来ぬ未来への希望や不安についての思考であると言われています。これらは一見「ただの思考」ですが、私達は日々これらに振り回されて膨大なエネルギーを浪費しています。また、ネガティブなイメージを頭の中で何度も反芻することにより、その悪影響を何倍にも増幅させてしまっています。

瞑想によって「いま、ここ」に集中する訓練をしていく事によりこのロスを減少させることができ、その分活力が湧いてきてイキイキと過ごせるようになります。

また、集中力や柔軟性、直感力も鍛えられるので、仕事や勉強、スポーツや芸術などもはかどるようになるでしょう。

うつ病や不眠症、その他あらゆる病気の予防に

呼吸を調えて瞑想をすることで、セロトニン神経が活発になると言われています。

セロトニンには心をリラックスさせ安定させ、ストレスや痛みに強くさせる作用があります

逆にこれが欠乏気味になるとイライラしやすく怒りっぽくなったり、うつ病や不眠症にもかかりやすくなります。

セロトニンが欠乏する原因としては慢性的なストレスや昼夜逆転型の生活、運動不足、他者とのスキンシップの欠如などが挙げられており、いずれも私たち現代人にとっては身近な問題と言えるでしょう。

また、夜間スクリーンの光を見たり音を聞いたりすることにより脳が交感神経優位の興奮状態になり、そのまま床に就いても眠りに入れず不眠症になるという問題がスマートフォン等の普及と共に深刻化しているようですが、瞑想時の深い腹式呼吸にはこれをリセットして一転、副交感神経優位のゆったりとしたリラックス状態に持っていく作用があります。

眠りに就く前に僅かな時間瞑想をするだけで、信じられないくらい快適な眠りが得られることでしょう。

副交感神経優位の状態を維持することで不眠が解消されるだけでなく、代謝が良くなり免疫力も高まってきますので、結果的に病気全般にかかりづらくなります。

また、日々瞑想をしていれば自分の肉体にわずかな異変が起きた時にも気が付きやすくなり、病気の早期発見・対策にも繋がります。

美容・アンチエイジングに

セロトニンにはアンチエイジング作用もありますので肌が引き締まり、若々しく見えるようになります。また、姿勢を正して腹式呼吸を行いながら瞑想をすることで徐々に姿勢筋が鍛えられ、背筋が自然にスッと伸び、表情もキリッと引き締まった立ち居振る舞いの美しい人になれるでしょう。

サバーイ・サバーイの瞑想

仏教の瞑想というと禅宗の坐禅のような厳格なものを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、このタイ瞑想は「サバーイ・サバーイ」をモットーに、リラクゼーションと心の安らぎを通して人として成長していく事に主眼を置いたものです。

ヨガ等と同じく、この瞑想も実践すれば個人の思想や宗教を問わず、誰でも様々な恩恵を享受できるものですが、ヨガとは違ってイスに座ったままでもできますし、慣れてくれば歩きながらでも別の動作をしながらでもできるという点で、より万人向けと言えます。

老若男女、身体のコンディションを問わずに実践できる、つまり「いつでもどこでも、誰にでもできる」のがタイ仏教の瞑想です。

瞑想といえば最近グーグル社が社内研修の項目として取り入れるなどして有名になった「マインドフル瞑想」がありますが、その源流はこのタイ仏教をはじめとする上座部仏教の瞑想にあります。

タイにいらっしゃる今、是非とも体験してその効果を実感してみて下さい。

日本語のできるタイ人僧侶が指導する、本場の瞑想です。

タイの文化の根底をなす仏教のエッセンスに触れるという意味でも、とても有意義な体験になるかと思います。

バンコク瞑想会からの緊急のお知らせ

バンコク瞑想会から今週の予定について緊急のお知らせがございます。タイ政府の新型コロナウィルス感染症対策センターから、都内のトンロー中心で多数の感染が発生し、タイ国内においては37都県で500人以上の感染が発表されました。これを受けてバンコク瞑想会では事態を重くて見て、皆さんのご安全を考慮した上で4月10日(土)の瞑想会の中止を決断致しました。瞑想会を楽しみにしておられた皆さんにおかれましては多大なご迷惑をおかけする事になり大変申し訳ございません。また来週の開催につきましては、コロナの状況を確認してから開催の判断をいたします。今後の進展等についてはライングループやメールで皆さんにお知らせ致しますのでよろしくお願いいたします。ご理解とご協力をお願い致します。